名義人が意思表示できない

このサイトでは実際に私や知人が直面した事例をケーススタディとしながら、不動産の査定の時起きうることをお話してきました。
私は祖父母を全員亡くしています。
うち2人は突然死でした。
本当に困ったのは母方の家です。
祖父が脳溢血で死亡したのですが、それなりの大きさの家と田んぼをもっていました。
問題となったのは相続の権利がある祖母が意思表示をするができない病気だったということです。
他に母と伯父が相続人でした。
『僕がいた時間』というドラマのALSに似た病気で筋力が落ち、会話も呼吸も危うい状態だったのです。
住民がいない家は荒れていきます。
本当は査定に出したいのですが、お役所は「ご本人様」以外は登記の表示などを行なえないと言い張り、査定どころではなかったのです。
結局祖母はそのまま亡くなりました。
こういう場合はどうしたらいいのかはケースバイケースですが成年者後見人をつけるという方法があります。
後見人とは何かの事由で自分の身体および財産、権利などを保全できない人の名代で動く人のことです。
条件を満たすと、親族でも後見人につくことは可能です。
その後見人に全部手配を依頼しておけば話し合いで不動産等の処分ができるのです。
病気ではなくとも人はいつ意思表示ができなくなるか分かりません。
自分に何かあった時にお持ちの不動産はどうするかということは、常に頭の中に入れておいてください。
ご家族にいまどのくらいの査定額の不動産があるか、きちんと教えておくことが必要です。

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